以前の投稿で食洗機は手洗いより節水できるお話をしましたが、
その裏付けをしていきます。まず・・・

食器を手洗いする時の水量は「東京都水道局掲示表」

基本的に蛇口を開けると1分間に12リットルの水が出ます
上記の表では食器洗い・5分間水を出すと約60リットル使用をなっています。
SLRの営業エリアである町田市・相模原市で戸建てのお宅は水圧が十分すぎるくらいあるので
この値で考えていただいて良いかと思います。
ただ、細かい話をすると手洗いのすすぎをお湯でする場合はガス給湯器の節水機能や
電気温水器の場合は水圧が少し下がるので1~2割くらい水の使用量は減るかもしれません。
使用量が気になる方は水を出した時間を測ってみると水を出した分数×12リットルで目安になります。
※食器洗いをした時間ではなく蛇口を開けて水またはお湯を出した時間です

Panasonic 食洗機のカタログ値

この表はR9シリーズでPanasonicのビルトイン食洗機の中で一番水を使うグレード
青字の11Lが水の使用量です。約40から44点の食器類を洗えます。
以前の記事で食洗機は水を一定量貯めて洗い・一定量貯めてすすぐので
動作中は水を出しっぱなしではないと案内しましたが、
ではどのように水の量を計測しているのか、なぜ使用量がわかるのか
とてもアナログな方式で

食洗機の水量管理は

このパーツが水の量を感知するもので中を見ると

黒いパーツが水が貯まると青矢印方向に浮いていき、オレンジ矢印に凸パーツが上にあがり
赤矢印のスイッチ板を押して電磁弁に信号を送って水を止めます。

黒パーツを裏から見ると・・・

下は穴が開いており、水が貯まると浮くようになっています。つまり黒パーツは「浮き」ですね。
浮きが上がると水が止まるので、常に一定量の水を貯めると給水が止まる仕組みになっています。
センサーなどのデジタル制御ではなくアナログな仕組みだからこそ
逆に言うと必要以上の水が出ない仕組みとも言えます

ちなみにこの仕組みはトイレのタンクのパーツで言うと「ボールタップ」ですね。

☆まとめ☆
洗うときは水を貯めて洗剤水で一度にたくさんの食器類を洗い
すすぐ時も水を貯めて一度にたくさんの食器類をすすぎます。
手洗いの時、特にすすぎの際は一枚づつしかすすげないのでここが
食洗機の節水できる一番のポイントになります。

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