特にマンションにお住まいの方は一度洗面やトイレの換気扇ガラリ（カバー）を
外してみて下さい。

天井の上に換気扇が・・・

天井の上に換気扇が乗っている状態。これ、どうやって交換するのか？
ちなみに周辺に点検口はありません。
普通に考えて換気扇を取り外すことすらできませんよね。

正しい換気扇の付き方は

これは施工後の写真です。
普通は下から換気扇を差し込むのでこうなります。
では、なぜ天井上に埋め込まれているのでしょうか？

天井裏の写真　ユニットバスの点検口から撮影

青矢印の銀色の筒は換気扇のダクトで矢印方向に排気します。
ダクトの根本の黒い四角が換気扇本体です。
天井に置いてあるように見えますね。ところがよく見ると
赤矢印のボルトが換気扇に付いています。ボルトは上から出てます。
つまり、天井裏の躯体（マンションの本体コンクリート部分）に
ボルトで吊っている状態です。
マンションの内装を作っていく工程で、先行で骨組やダクト・電気配線を
するので換気扇も先行されてしまい、後から天井を張るので埋め込まれてしまいます。
人件費の観点で効率を優先するとこのようになるマンションは相当多いです。
できれば、10年先のことも考えて施工して欲しいですね。
こうなると現場ごとに状況判断で施工方法を決めます。
内側から換気扇とボルトを切り離せる場合はラッキーです。
なんとか換気扇を取り外すと後は取付です。

換気扇を止める為の下地を入れます。

緑の矢印が下地のべニア板で、赤矢印のボルトは既設の換気扇を吊っていた
ボルトと留め具です。このボルトを留め具をべニア板を固定するのに利用して
差し込んだ換気扇をべニアにビスを打って固定します。
※当社　施工事例の換気扇交換の詳細がこの記事になります。※

最悪の場合は点検口を新設、もしくは一旦天井を開口して換気扇交換をして
天井の壁紙を張り替えるといったパターンもあります。
換気扇を交換ご検討の方でこの状態の方は一度現地調をご依頼ください。

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